自分の意見をスパッと言えない時の内心
はい、おはようございます、なえです。
今日は自分の意見をスパッとズバッと明快に言えないときの私の心の中を書こうかなと。
台詞多用しちゃったので長くなってます。適宜読み飛ばして下さい。
1.自分の「好き」を答えるとき
「好きな俳優さん誰?」
こう訊かれてぱっと答えられる同期が大変羨ましいっすパイセン。
「好きな○○」と訊かれると、どうしても第一位を検索しようとしてしまう。けれども、少なくとも20年以上生きてきて、色ーーんなものに触れてきて、膨大なデータが脳内にあるわけで。
埋もれている記憶、表層に浮かんでる記憶、大事に仕舞ったせいで出てきにくい記憶、山ほど色々あるわけで。
そうなると、「誰々が好きです!」って一発で答えることができない。
「好きな俳優……(あぁでも早く答えなきゃ)」
こうなるとまず探す手がかりは「見た目」で好きな俳優さん。でも見た目だけで一番好きになることはないから、本当に好きな俳優さんは他にいるんだ。あぁ、やばい出てこないぞ、クイズ番組だったら今頃とっくに時間切れでトルネードスピンだぞ。
……ってな感じ。
「んな真剣に考え込むなよ乙(笑)」って感じかもしれない。実際そうだと思う。だってどうでもいいもん、私の好きな俳優なんて。
第一「そなたが最も好きな俳優を一人だけ答えよ!!」って言われてるわけでもない。
それでも「ベスト」を答えようとしてしまうのはきっと相手に対する私なりの誠意なんだろうかなんて。
「だって嘘つきたくもないし好きなものは正確に知ってほしい、あなたは大事な人だから」ってことなんだと思う。
2.自分の「したい」主張をするとき
例えば何度目かのお泊まりで、今まで一緒に寝ていた相手に「あ、私今日はソファで寝るよ」って言いたいとき。
この段階で、私の脳みそは数歩先までシミュレーションしちゃって疲れる。
まず相手の返しを何通りか自動生成する。
「え、いいよいいよ、私(俺)がそっちで寝るから、ベッド使いな?」
「あ、おっけ、わかったー」
「え、なんで?」
「あれ、昨日寝にくかった?」
ここまでシミュレーションすると、今度はそれぞれに対しての返答まで考えちゃうわけで。
「い、いやいや、私今日はソファの気分なんだ」
でも、ベッドを占領させてくれる程優しい相手なら、この「いやいやいやいや、いいよ」ののやりとりをもう数回続けることになって押し問答かも。二回目で折れてくれる人もいるけど。
「ありがとう」
これはここで完結。
「えー……っとね」
これ一番困るパターン。後述するので今はまだ読み進めて下さい。
「いや!?○○が原因とかじゃないから!!」
これはフローチャート的に「なんで?」に行くから上と同じね。
じゃあ、なんで困るのか、理由を明確に言えないのか書いていきますね。
3.「こうしたい」の理由をハッキリ言えない理由
単刀直入に言うと、
「理由がめちゃめちゃいっぱいあるし、その理由たちに大小があるから」
+「相手に全部知ってほしいから」
……かな。
「は、そんなのみんなそうじゃん?」って思った人は、あ、すみませんそうですよね、私がぶきっちょなだけですってことで。
理由、「こうしたい」って思った理由、結構いっぱいありません?
(また話が長くなるんですけど)例えばアイスで「チョコレートと抹茶をカップのスモールサイズで!」って注文するとする。
「なんでその二つをスモールのカップで注文したの?」って訊かれたら、どう答えます?
……ってまぁそういうことなんですけど。
お泊まりの話に戻ります。
とりあえず箇条書きに私の脳内書きますね。
「まずもってシングルベッドで二人で寝るのは物理的に狭いやろがい」
「ベッド、シーツの上にブランケット敷いてあって暑いんです……汗かいちゃうんです……」
「知ってます?君寝てるとき結構寝返り打ってて、私が一緒だと狭いんじゃなかろうか……私がいなかったらもっと快適に寝れるんじゃないかなぁ」
「私が気を遣い過ぎちゃってガッチガチで全然気を抜いて寝れん!」
【一緒に寝る相手が異性だった場合、こっちも追加される】
「いやドキドキしてこっちの心臓がもたんのやわ!!」
「密着するとき、君の方は寝てるから意識してるのは私だけだぁって思っちゃって悲しいんよ」
わかる?わかります?こんなかんじでばーっと思いつくには思いついてるんです、理由。でもさ、これどう伝えれば良いかわかんなくなっちゃうんです。取捨選択が下手くそなんでしょうね。
え、一個一個語っていい?適宜読み飛ばしてね。
「まずもってシングルベッドで二人で寝るのは物理的に狭いやろがい」
コレ言っちゃったらまずもって不満言ってるだけよね。そしてこの理由、一番説得力あるのに私の中で一番小さい理由だったりする。狭いのはぶっちゃけどうでもいい。密着万歳、わーいイチャイチャだースキンシップだーって感じ。だって一緒に寝てもいいって相手だよ?同性だろうが異性だろうが好意しかあるわけないじゃん。
「ベッド、シーツの上にブランケット敷いてあって暑いんです……汗かいちゃうんです……」
これはさぁ、割と私の中で正直な理由なんだけどさ、なんか、ちっちゃくね?しょぼくね?え、この理由で伝わります?っって思っちゃう。
「知ってます?君寝てるとき結構寝返り打ってて、私が一緒だと狭いんじゃなかろうか……私がいなかったらもっと快適に寝れるんじゃないかなぁ」
これは単純な気遣いに見えて、実のところ私自身の心の安定を要求しているだけなんですよねー。でもそうわかってもらうまで押し問答続いたりする。
「私が気を遣い過ぎちゃってガッチガチで全然気を抜いて寝れん!」
これも、たまに遠慮してるって思わるから笑っちゃう。
「いやドキドキしてこっちの心臓がもたんのやわ!!」
はい、これめちゃくちゃ正直な感想ー!しかもコレ言ったらちょっと可愛くね?なんて打算も働いてる。相手に響くかはさておき。
「密着するとき、君の方は寝てるから意識してるのは私だけだぁって思っちゃって悲しいんよ」
これも正直な感想……悲しいことにね。でもこれ言ったところで「なんそれ笑」って伝わってんだか伝わってないんだか。そしてどうすることもできないんだから仕方ない。言っても仕方ない感。
こんな感じで、どの理由を選んで(複数選択可)何番目にどれを持ってくるか悩んじゃうの。
だって「暑いんです」て言うのと「ドキドキするんです」って言うのとじゃ印象っていうかなんていうか、結構な違いありません??
そりゃ両方言えばいい話かもしれないけど、同じ理由で全部言いたくなっちゃうんだからもう収集つかんくて。
いや決めろよ、って話なんですけど。すみません。
そんな感じで考え過ぎちゃうから自分の意見言うのが、嫌っていうか億劫になるんですよねー。結果、自分の意見言えなくなっちゃう、的な。
まとめる能力の欠如だって笑ってやって下さい。
私自身が、心の内を告白されるのが好きな人間なので、好きな相手(あ、これ友達も含みますよ?)には自分の心の内も全開示したくなっちゃうんですよー……はた迷惑な話ですが。
こんな書くつもりなかったのにめちゃめちゃ長くなりましたね。
お付き合い感謝します。
それでは今日はこの辺で、また。